そもそもDIYでメッキ加工はできるのかなぁ、、、
難しいんじゃないの?
こんな疑問に答えていきます。
コールマンランタンのカラーバリエーションはグリーンかレッドが主流で、限定販売されるシーズンランタンしかカラーチェンジはありません。
しかもメッキ仕様は珍しく、なかなか手に入れることは困難かと。それなら「自分で作れないか」と調べた結果、、、
「できる!」
タンクの表面を鏡面仕上げにしてからのメッキ加工となります。多少の頑張りは必要ですが、完成すれば満足できますよ。
メッキ仕様は現行モデルでは存在しません。
ちなみに、メッキ仕様はこんな感じ。
コールマンランタン メッキ仕様
出典:Google検索
カッコイイ!メッキモデルは現行モデルでは存在しません。オークションで買うなら30,000円はくだらない。
コールマンランタンのタンクをメッキにしてみました。
せっかくなので公開することにします。
以前、コールマンランタンの再塗装工程を全公開しました。そしたらGoogle検索1位に。
ランタンのタンクを鏡面仕上げやメッキ加工していたことに気づく、、、
コチラも全行程を公開します。ホームセンターと100均の材料で加工できます。
では、メッキ加工の全行程をみていきましょう。予算は3,000円くらいで済みます。
タンクの塗装をはがす
タンクの塗装は、剥離剤で剥がしていきます。
以下の記事にて解説していますので、参考にどうぞ。Google検索1位の記事なので信頼性ありです。
「ここまでは分かるぜ!」って方は飛ばして次の工程に進んで下さい。
-
コールマンランタン50台を限定カラーに再塗装した僕が全工程を公開
続きを見る
タンクの鏡面仕上げ方法
コールマンランタンのタンクの塗装を剥がしたらタンクを磨いていきます。
必要な材料と手順は以下のとおりです。
鏡面仕上げの材料&手順
- スコッチブライト
- #800耐水ペーパー
- #1000耐水ペーパー
- #2000耐水ペーパー
- ピカール
上記の順で磨き上げていきます。
鏡面とはいえ、タンクの表面は凹凸がありますのでピカピカな鏡のようにはなりません。
しかし、自分の顔が映るくらいまでは磨きましょう。
#1000耐水ペーパーから#2000耐水ペーパーで磨き始めると、見違えるほど輝きだしますので根気よく頑張ってください。
仕上げに金属研磨剤のピカールで磨き上げると完成です。
コツは根気強く磨くしかありません。
鏡面仕上げはここまで、一旦お疲れさまです。
メッキ加工に必要な材料
今回は銅メッキ加工で説明していきますが、錫メッキも同じ作業工程となります。
メッキ加工に必要な材料
- +-の配線(1mあればOK)
- 単1電池直列ケース(100均)
- 単1電池2個
- 電極クリップ
- 銅線(銅メッキ) 電子工作用ハンダ(錫メッキ)
- サンポール(100均)
- バケツ(100均で一番大きい物)
- 計量器500ml(100均)
上記の材料はホームセンターでも揃いますが、少しでも安くしたいなら100均でOKです。
材料が揃えば、メッキ加工に進んでいきましょう。
鏡面仕上げのタンクをメッキ加工する方法
鏡面仕上げのタンクをメッキ加工していきます。
見ておくべき動画があります。
こちらは、Goal Zeroランタンのシェードを銅メッキ加工した動画になります。
1分程で見れますので、作業手順の参考になります。
加工方法はランタンのタンクも同じですが、注意点が2つあります。
注意
- タンク内に溶剤の侵入を防ぐ
- タンクの底の空気を抜く
タンク内に溶剤の侵入を防ぐことで、フューエルチューブの詰まりを回避できる。蓋はゴム栓でしました。ランタンのポンプフランジャーに合うゴム栓がなかったので、カッターナイフで削ってはめました。
また、タンクの底にたまる空気を抜くことでタンク底にもメッキを付着させることができます。
なので、大きなバケツを使った方が作業しやすいのです。
それでは詳しく説明していきます。
作業手順
- 水とサンポールを4:1で割る(水2000mlならサンポール500ml)
- +極に銅線を繋ぐ(注意:プラス極を溶剤に浸けると溶けてしまいます)
- -極にメッキしたいものを繋ぐ(-極は溶剤に浸かってもOK)
- しっかりメッキを付着するまで20分は必要。
タンクにメッキが付着しだすと気泡が発生してきます。
メッキの付着には20分かかりました。
タンク内にはエアーが入っていますので浮いてきます。
しっかりとバルブアッシーを握って頑張って下さい。
テキストで分からな箇所は、下記の動画にて再度ご確認ください。
説明の通りですが、+極を溶剤に浸けるとクリップが溶けてしまいます。動画では+極が溶剤に浸かっていたため、あとで溶け落ちてしまいました。(経験談)
メッキをピカールで磨く※磨きすぎ注意
メッキをピカールで磨いてピカピカにしていきますが、ココで重要ポイントがあります。
重要ポイント
はい、メッキを磨きすぎるとメッキがはがれます。
はがれるって?
DIYのメッキは鉄材にメッキを付着させています。
付着したメッキは磨き過ぎるとはがれてしまうのです。
じゃー、どうするの?
答えは、ほんの少しだけピカールを垂らしたシート(車の洗車ふき取りシートなど目の細かい物)で磨きます。
ホント3滴くらいで磨く、、、というか軽くふく感じです。
この加減は経験しないと分からないかもですが、まずはタンク底の目立たない箇所で磨いてみる。
上手く磨けそうなら、タンク全体を薄ーく磨いていきましょう。
メッキ加工の全行程は以上となります。
表面の酸化が気になる方はクリアーラッカーでメッキ表面を保護すれば酸化が防げますよ。
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。