モンベルのシュラフが欲しいなぁ
どのシュラフにしたらいいのか分からない、、、
今回はこんな悩みについて答えていきます。
■2月の冬にキャンプへ行ってきました。
あと、20分したらシュラフから出て活動開始します。
放射冷却が効いてます!
〜シュラフの窓から〜
シュラフの生地が伸びる機能はシュラフ3大メーカーの中でもモンベルだけの機能。マミー型のデメリットである窮屈さをみごとに解消している。
- モンベルのダウンシュラフはスパイラル機能を採用
- マミー型のデメリットである窮屈さが解消される
シュラフの生地が伸びるスパイラル機能によって、保温性はもちろん睡眠の質も向上させることができました。
目次
上記の内容で解説していきます。
1.モンベルのダウンハガーは伸びる!だから快適
出典:モンベル
モンベルのシュラフダウンハガーは伸びる!だから快適です。
シュラフには大きく分けて2種類あります。マミー型と封筒型です。2種類のシュラフについて、少しだけ説明をしていきます。
マミー型と封筒型の違いとは
出典:モンベル
■マミー型とはシュラフの形状が人型になっています。
メリットは体に生地をフィットさせることで高い保温性を備えることができる。
デメリットは人型なのでシュラフ内が窮屈です。なぜなら、生地が伸びないからです。寝返りが多い人やヒザを曲げたい人は気になるポイントでしょう。
■封筒型とはシュラフが長方形の型になっています。
メリットはシュラフ内の空間が広く布団のように使える。
デメリットは収納が大きくなるため登山のシュラフとしては使えない。車でのキャンプ使いが前提となる。
モンベルのダウンハガーはマミー型「伸びる寝袋」
モンベルのダウンハガーはマミー型です。マミー型は生地を体にフィットさせて高い保温性を備えることができる。
他のメーカーのマミー型シュラフは窮屈ですが、モンベルのダウンハガーだけは違う、伸びるのです。
モンベルのダウンハガーは、モンベル独自のスーパーストレッチシステムを採用した「伸びる寝袋」。高品質なダウンを封入し、軽量コンパクトながら高い保温性を備えている。
つまり、マミー型のデメリットである窮屈さをスーパーストレッチシステムが解消してくれている。この「伸びる寝袋」はモンベル独自の技術であり、他のメーカーにはない機能なのです。
2.登山キャンプに使うなら基本はダウンハガー#3でOK
出典:モンベル
登山キャンプに使うなら基本はダウンハガー#3でOKです。
とはいえ、モンベルのシュラフを購入検討する方は、#1~#5のどれにするか迷ってしまう。実際、モンベルのダウンハガー#1とダウンハガー#3を持っているわたしも迷いました。
結論、極寒の真冬でなければダウンハガー#3でOKです。
9月後半に上高地涸沢カールダウンハガー#1でテン泊 外気温6度
9月後半に上高地涸沢カールにテン泊したときは#1を持っていきました。
結果、最低外気温6度でしたので、ダウンハガー#1はオーバースペックでした。ダウンハガーとはいえ、#1ともなればザック内もかさばるし、重量も1000g前後。
モンベルのダウンハガー#1は快適-9度なので真冬に使うと割り切るようにしました。
真冬の平地キャンプはダウンハガー#3で快眠 外気温0度
真冬でもキャンプをしているわたしは外気温0度、ダウンハガー#3で快眠できましたが少し工夫しました。
#3のシュラフの上にフリースのブランケットを掛けたのです#3のリミットー2度に近い外気温0度でしたが、シュラフにブランケットを掛けることで暖かく寝ることができました。
結論、真冬の平地キャンプは外気温0度でも#3で快眠できる。
3.モンベルダウンハガー#1と#3を使ったシーン解説
モンベルダウンハガー#1と#3を使ったシーンを解説していきます。
とはいえ、実際に使った体験談・感想が入りますので、他のレビューや口コミとは異なっているかもです。
ダウンハガー#1使用シーン
お花見キャンプ4月(平地)
最低外気温9度での体感は寒くないです。
服装:Tシャツ・フリースジャケット・ユニクロ暖パン
テント内で薪ストーブを使用していたこともありますが、明け方には灰となっていました。
上高地涸沢カール9月(登山)
最低外気温6度での体感は寒くないです。
服装:ロングスリーブシャツ・フリースジャケット(ミドルレイヤー)・登山パンツ
明け方にみぞれ交じりの雨が降り、3シーズンテントでしたが体感でもまだ「いけるな」です。
冬晴れのキャンプ2月(山間部)
最低外気温―2度での体感は寒いかなと感じる程度です。
服装:ロングスリーブシャツ・フリースジャケット・ユニクロ暖パン
明け方は放射冷却も効き、-2度でしたが「寒いかな」と感じる程度でまだ「いけるな」です。
ダウンハガー#3を使用シーン
無人島キャンプ4月(海沿い)
最低外気温12度での体感は寒くないです。
服装:Tシャツ・フリースジャケット・ユニクロ暖パン
4月中頃でしたので、日中は暖かく、暖パンであったのも寒くない理由です。
冬晴れのキャンプ(川沿い)
最低外気温0度での体感は寒くないです。
服装:ロングスリーブシャツ・ワークマン暖パン
シュラフにフリースのブランケットを掛けることで寒さで起きることもありませんでした。
4.ダウンハガー#1と#3のスペック
わたしが使用しているモンベルダウンハガー#1と#3のスペックを紹介していきます。
■U.Lスパイラルダウンハガー#1
【総重量】980g
【付属品】スタッフバッグ、ストリージバッグ
【サイズ】使用時 198cmまで
【収納サイズ】 約W34×D17×H17cm
【快適温度】-9℃
【使用可能温度】-22℃
【詳細】国内の 2000 m級のほとんどの冬山で幅広く使用できるモデルです。 U.L.スパイラルダウンハガーは快適性を実現する伸縮機能を全て搭載し、抜群の暖かさを併せ持つフラッグシップモデル。
■ダウンハガー650#3
【重量】695g
【付属品】スタッフバッグ、ストリージバッグ
【サイズ】使用時183cmまで
【収納サイズ】約W30×15×15cm
【快適温度】3℃
【使用可能温度】-2℃
【詳細】モンベル独自のスーパースパイラルストレッチ™ システムを採用した「伸びる寝袋」。650フィルパワーの高品質ダウンをボックス構造で封入し、軽量コンパクトながら高い保温性を備えています。汎用性に優れ、夏の高山から冬の低山キャンプまで一年を通して使用できるモデルです。
5.まとめ(今後シームレスに移行、ダウンハガーは廃盤に)
出典:モンベル
モンベルのシュラフで悩んだら基本は#3でOKです。
なぜなら、実際にモンベルのダウンハガー650#3で1年を通じてキャンプを楽しめたからです。
春先や秋口にはダウンハガー#3で快適に過ごせましたし、冬でもブランケットを掛ければ凍えることはありません。ダウンシュラフは決して安くはないですよね。使う目的に合わせて選ぶことが大切です。
いつ、どこへ行くのか?軽量コンパクトが必要か?
このあたりを明確にしておけば決めやすいです。わたしが1年通して使えると思えるモンベルのダウンシュラフは「ダウンハガー650#3」です。
ちょっと悲報です
つまり、ダウンハガーが廃盤になるのです、、、
ダウンハガー650#3も廃盤の対象になります。
理由はシームレスダウンハガーに移行していくからです。なぜシームレスなのか?それは、軽量コンパクトになるからです。
シームレスダウンハガーはダウンの片寄りを防ぐための隔壁を廃した、画期的な「スパイダーバッフルシステム」を搭載しています。
しかし、残念な面もあります。スーパーストレッチシステムが低減してしまうんです。モンベルでシームレスダウンハガーに入ってみましたが、確かにこれまでのダウンハガーに比べると伸びが低減していました。
マミー型のデメリットである窮屈さを解消してくれるモンベルのスーパーストレッチシステム。シュラフの中で「あぐら」をかきたい。
そのダウンハガーが廃盤になってしまうのは残念です。
とは言え、初めてモンベルのシュラフを体験される方には「伸びるじゃない!」と思われるはず。窮屈さが嫌いならモンベル一択ですよ。
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。