こんにちは、モナコテです。
先日、9月第4週目の週末に人生初めて
『上高地涸沢カール』へ にテン泊登山へ行ってきました。
これまでは、低山1000m級の山に登山やテン泊には出かけていました。今回の山行をいつか叶える為に黙々と。
そして紅葉の始まりに合わせ、ついにアルプスへ登る為の準備が整う。この季節を狙って準備を進めていたのです。
アルプス登山の初級編でもある『涸沢カール』
登山初心者でも登る事が出来る準備と道具を紹介していきます。
長野県キャンプ上高地涸沢カールはテント泊がオススメ

今回の山行は岐阜県の高山ICから上高地に向かいました。三重県から高速道路を北へ走る事3時間30分。平湯あかんだな駐車場に到着です。
駐車場のゲートはAM4:00から開きます。
あかんだなから上高地まではバスかタクシーでの移動となりますが、タクシーの予約が一杯でしたのでバスを利用する事にしました。
往復チケットは2100円で販売しており、始発に多少の前後がありますが、AM6:30にバスの出発でした。

約30分バスに揺られながらあっと言う間に上高地に到着です。到着後、ビジターセンターで入山届を提出してから登山のスタートしましょう。
事前に登山コースの確認を

登山コースの各分岐点では方向を示す立て看板が建っています。
事前に分岐ポイントのチェックをしておく事でコースを間違える事が防止でき、安全に登山を楽しむ事ができます。
今回のコースで例えるとこうです。
上高地バス停▶︎河童橋▶︎明神▶︎徳沢園▶︎横尾山荘▶︎
涸沢ヒュッテ▶︎横尾山荘▶︎徳沢園▶︎明神▶︎河童橋▶︎上高地バス停
総距離約30km タイム12時間の移動です。
横尾山荘までのポイントには売店やトイレもあり登山者で賑わっています。
ちなみに、トイレ使用の際に協力金100円が必要になります。協力金によって、登山道の整備や排泄物の処理が行われています。
横尾山荘から涸沢ヒュッテまでは約3時間掛かり、売店やトイレもありませんので注意が必要です。
横尾では飲料水や装備の確認をしっかりして出発する事をおすすめします。
初めての本格登山でも大丈夫なのか
ザックの重量は10kg前後になります。この重量を担いで往復約30kmの登山となりますので、自身の体力がどの程度あるのか?不安になりますよね。
まずは、近場の山へ登山の練習へ行ってみましょう。
いざ涸沢カール登山当時に登り切れるかの心配や不安、必要な服装も確認する事ができます。
本番では山に登って降りるだけではなく、食事と寝泊りもします。まずは飲料水を用意し、1000m級の低山で登山を経験してみて下さい。
テン泊の装備を揃えよう
ここまでの登山経験でアルプスに行く決心が着けば、テン泊に必要な装備を揃えましょう。
自分の身は自分で守る事が基本となります。登山ショップのスタッフに登山予定の山に登る為に必要な装備を相談します。
コスパがいいショップは『mont-bell』がおすすめです。日本ブランドでもあり、とても丁寧に対応して頂けます。
他にもインスタやYouTubeの情報も参考にしてみてはいかがでしょうか?
いよいよアルプス登山

いよいよアルプス登山当日となりました。
直前まで山の天気はわかりません。ですから、天気予報の情報だけではなく、必ず雨ありきでの準備をします。必ずレインスーツはザックに入れておきましょう。
先に書いたように登山ルートの確認をし、楽しみながら登って行きます。何度もルートの確認はして下さい。
今回の涸沢カール山行は3人でした。
AM7:00に上高地バス停から登山開始。しばらく歩くと河童橋が見えてきます。
早朝ということもあり、幻想的な風景に出会えました。
ここからまずは、徳沢園を目標に足を進めていきます。徳沢園には登山コースには珍しくお洒落なカフェがあります。

ミチクサショクドウです。ここに到着するまでに、スタートから約2時間掛かりました。
テント場もあり、この地点でも十分キャンプをするには素晴らしい環境ですよ。緑に溢れ自然に囲まれており、アルプスから流れる小川もすぐ隣に流れています。キャンパーには羨ましい環境ですよ。




ここで小休憩の後、横尾山荘に向けさらに足を進めます。山道にも石が混じり始めます。トレッキングシューズが必須ですね。スニーカーで行くには厳しい状況になっていきます。
進むこと約1時間、横尾山荘に到着です。
ここは大きな分岐点になります。涸沢方面、槍ヶ岳方面と難易度が数段違います。

この横尾山荘からは、整った休憩ポイントはありません。ここからが、登山本番と思って下さい。
涸沢カールまで、約3時間の長丁場の始まりです。
身支度を再度確認して気合入れて頑張ります。
トレッキングシューズの紐の締め直しや飲料水の補充。すぐに取り出したい物の確認をします。
問題なさそうであれば、登山再開です。
風景や紅葉も気になりますが、山頂付近に近づくと勾配がきつくなっていきます。最後の踏ん張りが必要になるポイントが涸沢カールが見えるようになってからでした。無理せずに小まめに休憩しながら足を進めましょう。
涸沢カールに到着



最後の石階段を登り切ると、やっと涸沢カールの雰囲気が感じられます。
涸沢ヒュッテの看板、テラス、カラフルなテント場。全て映像でみたものばかりでした。
PM14:00、涸沢カールに到着です。
体力的には、かなり疲れました。特に、最後の石階段はほんとに一歩ずつ進む感じでした。
ここまで来れば、好きな時間を過ごすのみ。翌日の朝までこの大自然を満喫する為だけです。
テントを張り、カレーやおでんを食べ、仲間とここまで来た道のりや話のネタが尽きません。
テント場では石の上にテントを設営する事になります。マットレスは厚手の物であれば、小石も気にならずに睡眠できます。
私は、mont-bellのエアマットを持っていき快適な睡眠をとりました。厚みは7cmあり、寝転んでも石が背中に当たる感触は一切ありませんでした。
ただし、夜に雨が降りましたが、対応方法や時間の過ごし方も全て経験値として受け入れる事ができました。

テント場の設備としては、飲み水やトイレに売店と、一通りは揃っていますので安心して過ごすことができました。
一段上の涸沢小屋からテント場を見下ろす事もできますよ。
高山では、電子ライターが使えませんでした。火花を飛ばすタイプのライターやマッチは必需品ですね。特に持って行って良かった物が下記の写真になります。

・エマージェンシーシート 500円
・ソーラーパフ 2800円
・手袋(グローブ) 2000円
・エアマット(mont-bellエアパッド180)9000円
・ウォータージャグ 2000円
・プリムスパワーガス110 500円
・マット(座る用)ダイソー 100円
※(値段はおおよその記憶で表示しています)
他にもファーストエイドや速乾タオル必要な物はたくさんありますが、特に命を優先する物を選択していきました。
雨に濡れないように、濡れても対応できるようにする事です。
翌朝、AM6:30には出発しました。下山に余裕をもって6時間は考えての行動です。下りは足に負担がかかる為、ストックがあれば足への負担は軽減されます。
実際、右膝が痛い状況でしたがストックのおかげで無事に下山する事ができました。
横尾山荘までの下山途中にダブルレインボーを見れたり、アルプスの小川で休憩したりと飽きることの無いコースになっています。
とくに、アルプスの小川の透明度には驚きました。これまで感じた事のない程の透明感です。


横尾山荘に到着し、休憩を挟み残り半分です。
淡々と上高地バス停を目指しさらに下山していきます。
そして、ついに到着です。最高の景色で迎えてくれ、最高のご褒美をいただきました。
これまで経験した事のない嬉しさと感激を感じる事ができました。無事に戻ってこれた事に嬉しさと感激でいっぱいになりました。
最後に私からのメッセージ

安全に登山を楽しむ為に、登山保険には必ず加入しておきましょう。山ではどんな事故が起こるかわかりません。滑落したり骨折したり。最悪は死亡事故が発生しないとも限りません。
救助には事故負担の費用がかかります。1日から加入できる保険もあります。YAMAPや mont-bellからも保険に加入できます。
1泊2日で500円程度です。
必要な範囲の登山保険に必ず加入してから安全な登山を楽しみましょう。
最後までご覧頂きありがとうございました。